昨日の記事の続き。
やっぱりいくつか違和感がぬぐえず、サビについてもう一度考えてみる。
So Sally can wait,
she knows it's too late as we're walking on by
Her soul slides away,
but don't look back in anger
I heard you say
違和感その1は、we're walking on by が、「二人がすれ違う」の意味に取れるかどうか。
each other等がない以上、やっぱりこの二人は、一緒に歩いているほうが、この文の解釈としては自然なのではないか。
でもって、by があるので、二人はどこかに「さしかかった」。
違和感その2は、その次の文。
「彼女の心は離れていく」と訳してしまうと、普通に恋愛における心変わりみたいに思ってしまうけど、
soul が slide away するっていうのは、なんかもっと恐ろしげな、魂が肉体から出て行ってしまうような、そんな響きじゃないかと思うのだ。
さすがに、サリーの死を意味する歌詞では、ないと思うのだけれど。
以上2点を考えていて、思いついた仮説は、
この部分は、何かの神話か有名な物語をモチーフにしているんじゃないかということ。
ほら、よくあるじゃないですか。迷宮とかから主人公が逃げ出すんだけど、「決して後ろを振り返ってはならない」と釘を刺される、そんな物語。
そういうつもりで訳し直したら、サビはこんな感じになりました。
だからサリーは、今もそこにいるのかもしれない
彼女は遅すぎたことを知る、二人がそこに差し掛かる時に
彼女の魂は抜け落ちる
でも、怒って振り向いてはいけない
そんな声が聞こえた
しかしまあ、これで間違いないかと言われると、あまり自信はない。
だいたいこれ、サビ以外の部分の歌詞と、あんまりつながってないですよね?
がんばったけど、このへんが私の限界かもしれない。
他の方のご意見をいただきたいところです。
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